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2021年8月20日金曜日

タリバンが米中の力関係を逆転させる(遠藤誉) - 個人 - Yahoo!ニュース

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タリバンが米中の力関係を逆転させる(遠藤誉) - 個人 - Yahoo!ニュース

4-6 minutes

 アフガニスタンにタリバン政権が誕生するのは時間の問題だろう。米軍撤収宣言と同時に中国とタリバンは急接近。一帯一路強化だけでなく、ウイグル問題のため習近平はアルカイーダ復活を認めないだろう。となると、アメリカができなかったことを中国が成し遂げ、中国が世界の趨勢を握ることにつながる。

◆7月28日、タリバンが天津で王毅外相と会談

 7月26日にアメリカのシャーマン国務副長官が訪中し、天津で王毅外相らと会ったことは7月29日のコラム<米中天津会談、中国猛攻に「バイデン・習近平会談」言及できず―それでも習近平との近さを自慢するバイデン>で書いた。シャーマンと会った翌日の27日には同じく天津で王毅はモンゴルのバトツェツェグ外相と会い、28日には、なんと、アフガニスタンのタリバンを代表する一行が同じく天津を訪問して王毅外相と会談している

 タリバンはアフガニスタンにおける反政府武装勢力で、アメリカが支援してきたアフガニスタン政府と対立してきた。ところが米軍がアフガニスタンから撤収すると宣言して以来、タリバンは一瞬で勢力を拡大し、まもなくアフガニスタンを制圧する勢いである。

 以下に示すのは王毅外相とアフガニスタンのタリバン政治委員会のバラダール議長との写真と、タリバンの政治委員会や宗教評議会あるいは宣伝委員会などの関係者一行との合同写真である。

タリバンのバラダール議長と王毅外相(中国外交部のウェブサイトより)
タリバンのバラダール議長と王毅外相(中国外交部のウェブサイトより)
タリバン代表団(外交使節)と王毅外相(中国外交部のウェブサイトより)
タリバン代表団(外交使節)と王毅外相(中国外交部のウェブサイトより)

 王毅はこの会談で以下のように語っている。

 ――中国はアフガニスタンの最大の隣国として、常にアフガニスタンの主権独立と領土保全を尊重し、アフガニスタンの内政に不干渉を堅持し、アフガニスタン国民全体に対して常に友好政策を追求してきた。 アフガニスタンはアフガンの人々のものであり、アフガニスタンの未来と運命はアフガンの人々の手に委ねられるべきだ。米軍とNATO軍のアフガニスタンからの性急な撤退は、まさにアメリカのアフガニスタン政策の失敗を意味しており、アフガニスタンの人々は自分たちの国を安定させ、発展させる重要な機会を得ている。

 これに対してタリバンのバラダールは以下のように応じている。

 ――中国を訪問するチャンスを得たことに感謝する。中国は常にアフガニスタン国民の信頼できる良き友人であり、アフガニスタンの平和と和解のプロセスにおいて中国が果たした公平で積極的な役割は大きい。タリバンは、平和を目指し達成することに十分な誠意を持っており、すべての当事者と協力して、アフガニスタンの政治体制を確立し、すべてのアフガンニスタン国民に広く受け入れられ、人権や女性と子どもの権利と利益を守ることを望んでいる。(中略)中国がアフガニスタンの将来の復興と経済発展に大きな役割を果たすことを期待している。そのための適切な投資環境を作っていきたい。

 つまりタリバンは、アフガニスタンの経済復興に中国の支援と投資を希望しているということだ。

◆アフガニスタンからの米軍撤収は習近平にとって千載一遇のチャンス

 2001年9月11日に「9・11」事件が起きると、その年の12月にアメリカが主導してアフガニスタン侵攻を始めた。それまではアフガニスタンの4分の3ほどを占拠していたタリバンは、アメリカによるアフガニスタン政府支持により撤退を余儀なくされた。アフガン政府を支援したのは米軍だけでなくNATO主導の国際治安支援部隊(ISAF)も加わっていたため、タリバンとの間で紛争が絶えず、多くの犠牲者を出してきた。

 20年間にわたり、アメリカはアフガン統治のために「1兆ドル以上を費やし、数千人もの自国の軍隊を失った」とバイデン大統領は言っている

 もっともタリバンとの和平交渉を行ったのはトランプ前政権で、2020年2月29日に「和平合意」に漕ぎ着けている。和平合意ではアメリカは135日以内(2020年6月半ば)に駐留米軍を1万2000人から8600人に縮小すること、タリバンはアフガニスタンをアメリカなどに対するテロ攻撃の拠点にしないように過激派を取り締まること、約束が履行されれば駐留米軍は2021年春に完全撤収することなどが決まった。

 しかし捕虜の釈放などに関するアフガン政府との意思疎通が行われていなかったことなどから紛争が継続したため、バイデン大統領は今年4月、タリバンによる攻撃継続などを理由に、撤収期限を5月1日から9月11日に延期すると発表した。しかし7月8日には、8月31日までに撤収すると期限を変更している

 状況は時々刻々変わっていっているので正確なことは言えないが、少なくとも8月13日における勢力図を見ると、以下のようになっている

ウェブサイト FDD7s LONG WAR JOURNALより転載
ウェブサイト FDD7s LONG WAR JOURNALより転載

 赤はタリバンの占領地域で、濃いオレンジは危険地域(タリバンが優勢な地域)、薄いオレンジは中程度に危険な地域で、黄色が危険性の低い地域、すなわちアフガニスタン政府側が何とか勢力を保っている地域である。黄色は一か所しかないので、ほぼタリバンによって制圧されていると言っていい。

 タリバン政府が誕生するのは、もう時間の問題だ。

 ここアフガニスタンが、中国寄りの、というより反米のタリバン勢力によって制圧されれば、「世界は中国のものになる」と中国は思っているだろう。

 米中覇権争いの天下分け目の戦いの最中に、アメリカは中国に巨大なプレゼントをしてあげたことになる。

 このような時代に国家のトップであるというタイミングに巡り合えたことは、習近平にとっては千載一遇(せんざいいちぐう)のチャンスだと言っていいだろう。

◆一帯一路がつながるだけでなく、ウイグル統治に有利

 中国がパキスタンとの関係を「パキスタン回廊」などと呼んで緊密化させ、一帯一路の西側への回廊をつなげてきたことは周知のことだが、イランを始めとした中東諸国とのつながりにおいて、一か所だけ「抜けている地域」があった。それは正に今般米軍が撤収する「アフガニスタン」で、ここは長きにわたって紛争が続いていたので、周辺国との交易などというゆとりはなかったのである。

 しかしアフガニスタンが中国寄りのタリバンによって支配されれば、アフガニスタンは完全に中国に取り込まれて、以下の地図のように「一帯一路」構想の中に入っていくことだろう。その投資の約束を、7月28日に訪中したタリバン外交使節団は王毅外相と約束したのである。

白地図に筆者が現状を書き込んで作成した。
白地図に筆者が現状を書き込んで作成した。

 赤で囲んだ中央アジア5ヵ国は、1991年12月26日にソ連が崩壊した後、1週間の間に中国が駆け巡って国交を結んだ国々だ。石油パイプラインの提携国であると同時に、ロシアも入れた上海協力機構という安全保障の枠組みの重要構成メンバーでもある。

 緑で囲んだ中東の国々は、3月31日のコラム<王毅中東歴訪の狙いは「エネルギー安全保障」と「ドル基軸崩し」>で書いた、王毅外相が歴訪した国々だ。

 ポコッと抜けていた地域を、アフガニスタンのタリバンがつないでくれれば、北京から西側は「中国のものだ」と習近平は喜んでいるだろう。

 北に目をやれば、ロシアと中国は歴史上かつてないほど緊密だと、プーチン大統領は言っている。そのロシアと中国に挟まれたモンゴルが親中でない状況でいられるはずがない。

 「一帯一路」巨大経済圏構想は、ますます「巨大」になっていくばかりだ。

 一方、新疆ウイグル自治区のウイグル族(ウイグル人)たちは、イスラム教を信じており、スンニ派が多い。アフガニスタンも主としてスンニ派で、これまでは新疆からアフガニスタンへ逃げるウイグル人がおり、それが過激派集団に取り込まれていたという噂が絶えなかった。そのため「テロ鎮圧」を口実としてウイグル弾圧を強化してきた中国としては、タリバンと仲良くすることは非常に都合がいいのである。

 なぜなら後述するように、タリバンは和平合意で「アフガンをテロの温床にしない」と誓っているからだ。

◆米中覇権の分岐点:アルカイーダの復活を抑えることができるのは中国だけ?

 7月9日、タリバンのスハイル・シャヒーン報道官は以下のように述べている

 ●中国の復興投資を歓迎し、投資家と労働者の安全を保証する。

 ●以前アフガニスタンに避難していた中国のウイグル人分離独立派戦闘員の入国を、タリバンは今後許さない。

 ●タリバンは、アルカイーダやその他のテロリストグループが現地で活動することも阻止し、アメリカやその同盟国、あるいは「世界の他の国」に対する攻撃を行うことを許さない。

 一方、先述の7月28日のタリバン代表団との会談で、王毅は以下のように言っている。

 ――東トルキスタン・イスラム運動は、国連安全保障理事会がリストアップした国際テロ組織であり、中国の国家安全保障と領土保全に対する直接的な脅威となっている。タリバンは、東トルキスタン・イスラム運動など全てのテロ組織との線引きを明確にして徹底させ、断固として戦い、地域の安全と安定および開発協力の障害を取り除き、積極的な役割を果たし、有利な条件を作り出すことを期待している。

 これに対してタリバン側は以下のように応じた。

 ――タリバンは、アフガニスタンの領土を使って中国に不利なことをする勢力を絶対に許さない。アフガニスタンは近隣諸国や国際社会と友好的な関係を築くべきだと、タリバンは考えている。

 となると、アメリカがNATO軍を従えて20年間も支援してきたアフガニスタン政府では成しえなかったこと(=テロ組織を撲滅させて紛争のないアフガニスタンを建設すること)は、中国がタリバンと手を握ることによって成し遂げるかもしれないという未来が、目の前にやってきているということになる。

 もし中国がテロ組織撲滅をやり遂げてアフガニスタンの経済復興と国際社会への復帰を成し得たならば、世界は中国の方が統治能力を持っているとみなす可能性がある。すなわち、米中の力関係は、タリバンによって逆転するかもしれないという、もう一つの「恐るべき現実」が横たわっていることになるのかもしれない。

===

 なお本日8月15日は終戦の日である。76年前の終戦前夜、ソ連が参戦したという情報が入るやいなや、長春市(当時の「満州国新京特別市」)にいた関東軍は、丸腰の開拓団を始めとした日本人居住者を捨てて、いち早く南の通化に逃げていった。私はそのとき関東軍司令部のすぐ近くに住んでいて、司令部から資料を焼く煙が立ち昇るのを目撃した一人だ。米軍が撤収した後に残されたアフガニスタン市民の困惑を見るにつけ、あの時の不安と絶望を思い出す。

2021年8月17日火曜日

中国、ネット企業の規制強化へ 不正競争行為禁じる:時事ドットコム

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中国、ネット企業の規制強化へ 不正競争行為禁じる:時事ドットコム

1-1 minutes

 【北京時事】中国国家市場監督管理総局は17日、反不正競争法などに基づき、インターネット企業の不正競争行為を禁止する規制強化案を公表した。アリババ集団や騰訊(テンセント)などIT大手に対する締め付けが一段と強まるのは確実だ。

「データ保護」強化が波紋 IT企業に逆風―中国

 強化案は、ネット企業がデータやアルゴリズム(計算手法)を用いて利用者の選択に影響を与え、自社のサイトに留め置いたり、他社のサービスを妨害したりすることを禁じる。違反した場合、第三者機関や専門家が調査する。 

特集

コラム・連載

中国、不正競争行為で新規定 アリババなど念頭(写真=ロイター)

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中国、不正競争行為で新規定 アリババなど念頭(写真=ロイター)

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中国当局はアリババなど巨大ネット企業への統制を強化している=ロイター

【上海=松田直樹】中国の規制当局は17日、インターネット上での不正競争行為に関する規定の草案を発表した。ネット企業が自社のサービスから競合企業を不当に排除することなどを禁止する。アリババ集団や騰訊控股(テンセント)といった巨大ネット企業が念頭にあるとみられる。違反行為を明確にし、取り締まりを強化する。

独占禁止法などを管轄する国家市場監督管理総局が同日、公表した。草案はパブリックコメント(意見募集)にかけ、年内に施行する。

草案では、合法的な理由がなくネットサービス上で競合企業のアクセスをブロックする行為などを禁止する。ネット通販などのサービスで架空の取引実績や予約数などを提示し、消費者を欺くことなども法律違反にあたるとしている。

違反があった場合、不正競争防止法などに基づいて処罰される。不正競争防止法はネットサービスに関する詳細な違反行為を明示しておらず、今回の草案で法律違反にあたる行為を明確にする。

アリババやテンセントは長年、競合企業が自社のサービスにアクセスできないようブロックしてきた。自社のプラットフォームから競合を排除して高成長を実現してきた。今後は当局の取り締まり強化により、こうした手法が通用しなくなる。

2月には動画投稿アプリ「TikTok」を運営する北京字節跳動科技(バイトダンス)がテンセントを提訴した。テンセントがバイトダンスのサービスをブロックしているのは独禁法違反にあたると主張している。テンセントやアリババによる市場の独占に競合企業も不満を募らせていた。

アリババの張勇・会長兼最高経営責任者(CEO)は今月3日の決算会見で、「プラットフォームの垣根をなくすことは、アリババだけでなく、消費者や(取引先である)中小企業にも利益をもたらす」と強調した。当局の圧力を無視することはできず、アリババも方針を転換し、サービスの全面開放に踏み切る可能性が高くなっている。

アフガニスタンの放射性降下物 - The New York

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アフガニスタンの放射性降下物 - The New York Times

Nakama Shizuka "フリーランスの学生。微妙に魅力的な料理の達人。トータルベーコンの先駆者。旅行の第一人者。自慢のオーガナイザー。"
2-2 minutes

石油産業の取引高温です。 世界最大鉱業チェーンBHPが自社株式の売却を検討している。 150億ドル規模の石油・ガス事業、投資家の圧力に対応。 一方、ブルームバーグはアラムコが 株式20%を購入する インドのReliance Industriesの精油および化学部門で最大250億ドルで買収された。

技術大企業は海底ケーブルプロジェクトの範囲を拡張します。 急速に成長する市場で、インターネットサービスの需要を満たすために、FacebookとGoogleは、 ケーブルの投資 2024年までに7,000マイル以上にわたり、日本、台湾、グアム、フィリピン、インドネシア、シンガポールを接続します。 Facebookはまた、新しいケーブルポイントを構築するコンソーシアムのメンバーです。 アフリカの一部を接続

Hindenburg Researchがしばらく時間を持っています。 2017年に設立された5人組企業は、公企業の潜在的な不正行為に対する猛烈なレポートに名前を知らせています。 これらのレポートの中には、政府の調査を触発した。 Hindenburgの創設者であるNate AndersonはThe TimesのMatthew GoldsteinとKate Kellyに自分のビジネスをすることは、単純に株価を動かすのではなくリサーチを発行した後、目標株価が下落すると、空売り会社が利益を得るだろうと言いました。

Hindenburg Researchは、すべてのことを飛ばしてしまいます。。 約10人の投資家(アンダーソンは身元を明らかにするを拒否する)の後援を受けている同社は、1937年に爆発したドイツ飛行船の名前にちなんで命名された。 アンダーソンは、自分の情熱が「詐欺検索」と言いました。 ヘッジファンドや家族、オフィスの実写。 アナリストと元記者で構成されたHindenburgチームは、レポートを作成するために、6ヶ月以上かかる場合があります。

  • 8月初め、SECは、スポーツベッティング会社を召喚しました。 DraftKings 6月にHindenburgが潜在的に闇市場賭けを可能にしたと報告した後。

  • 連邦当局はHindenburgが3月に会社が商業的関心を誇張していると報告した後、電気トラックメーカーのLordstown Motorsの調査を開始しました。 この研究結果が発表された後、会社の株価は約70%下落しました。

  • 先月創業者 ニコラ、電気自動車メーカーは、投資家を詐取した疑いで起訴されました。 9月に発表された会社のHindenburg報告書は、会社がビジネスに誇張された文をしていると非難しました。 (AndersonはNikolaに自分の賭けが、現在までの彼の最大の勝利であり、同社の最大の空売りポジションに残っていると言いました。)

“Nateが今殺している」 Muddy Watersの代表として活動空売りを大衆化したCarson Blockは言いました。

8月に2021年16月16日午前5時26分(東部標準時)

SPACブームは大きな助けになりました。 白紙小切手会社(上記の三社のような)は、Hindenburgに多くの飼料を提供しました。 批評家は、これらの引数手段のスポンサーとその後の投資家の間に誤ったインセンティブがあると言います。 SECは、伝統的なIPOよりも精査を通じて企業を公開するSPAC取引をさらに綿密に検討しています。 Andersonは言いました。


在アフガンの日本大使館員、ドバイへ 大使館は一時閉館:朝日新聞デジタル

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在アフガンの日本大使館員、ドバイへ 大使館は一時閉館:朝日新聞デジタル

1-1 minutes

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 アフガニスタンのイスラム主義勢力タリバンによる首都カブールの占拠を受け、日本外務省は17日、現地日本大使館の日本人大使館員12人を乗せた航空機がアラブ首長国連邦のドバイに到着した、と発表した。

 同省によると、大使館員は「友好国の軍用機」に同乗した。退避に伴い、カブールにある日本大使館は15日に一時閉館し、トルコのイスタンブールに設置した臨時事務所で当面、業務を続けるという。

 今後について、同省幹部は「(大使館は)戻ってくる前提で一時的に閉める。戻れるかどうかは今後の状況次第だ」と話している。(菅原普)

     ◇

 おことわり 朝日新聞は、アフガニスタンの首都カブールを占拠したイスラム主義勢力の名称を「タリバーン」と表記してきましたが、今後は「タリバン」とします。

2021年8月16日月曜日

アフガン政権崩壊 米の影響力低下突く中国

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アフガン政権崩壊 米の影響力低下突く中国

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記者会見する中国外務省の華春瑩報道局長=16日、北京(共同)
記者会見する中国外務省の華春瑩報道局長=16日、北京(共同)

【北京=三塚聖平】アフガニスタンでイスラム原理主義勢力タリバンが実権を掌握したことにより、同国で中国が影響力を増すことは必至だ。中国には、アフガンを巨大経済圏構想「一帯一路」の中継点とする思惑があり、米軍撤収後をにらみタリバン側とのパイプも強化。習近平政権は今後、アフガン情勢をめぐり米国が国際影響力を低下させる隙を突くとみられる。

中国外務省の華春瑩(か・しゅんえい)報道官は16日の記者会見で「タリバンが各党派や各民族と団結し、国情に合致した政治的枠組みを築くことを望む」との考えを示した。タリバンと意思疎通を保ってきたことも強調した。

中国にとりアフガンは地政学的に重要だ。中東など西へと延びる一帯一路の中継点となることが見込まれるほか、隣接する新疆(しんきょう)ウイグル自治区の安定にも影響を与えかねないからだ。

そのため先手を打つ形で、7月下旬に王毅(おう・き)国務委員兼外相が中国天津市でタリバン幹部と会談。王氏は、タリバンを「アフガンの和平、和解、復興プロセスで、重要な役割を発揮するだろう」と評価。タリバン側は「中国がアフガンの復興や経済発展においてより大きな役割を果たすことを望む」と応じた。

習政権にとり、対立する米国のプレゼンス低下につながる千載一遇の好機にもなる。中国共産

タリバン10日で全土制圧 周到戦略、恐怖支配に懸念

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タリバン10日で全土制圧 周到戦略、恐怖支配に懸念

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2-2 minutes

タリバン10日で全土制圧 周到戦略、恐怖支配に懸念

15日、カブールのアフガニスタン大統領府を占拠した反政府武装勢力タリバンの戦闘員ら(AP=共同)
15日、カブールのアフガニスタン大統領府を占拠した反政府武装勢力タリバンの戦闘員ら(AP=共同)

【シンガポール=森浩】アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンは、今月6日に南西部で最初の州都を制圧してわずか10日で首都カブールを支配下に収めた。水面下の懐柔工作で各州都の降伏を促していた周到な戦略に加え、政府軍の想像以上の脆弱(ぜいじゃく)さが電撃的な全土制圧につながった。「新タリバン政権」の見通しは不明だが、恐怖支配が復活する懸念はぬぐえない。

水面下の「開城交渉」

タリバンの兵力は6万人程度とされるが、政府の後ろ盾だった駐留米軍が本格的に撤収を初めて以降、軍閥や武装勢力が次々と合流した。実際には15万人以上に膨らんだもようだ。タリバンはかつて国内多数派パシュトゥン人が構成員の中心だったが、政権崩壊後の20年間で少数派の民族にも支持者を広げたことも組織拡大につながった。

同時に進めたのが水面下の交渉だ。「各地で地域の宗教指導者がタリバンを受け入れた。調略によるものだ」。タリバンが12日に制圧した西部ヘラート選出の議員は産経新聞通信員の取材にこう話した。アフガンでは伝統的に宗教指導者や地域の長老が力を持つが、タリバンは戦闘停止を持ちかけて懐柔し、都市を明け渡させたという。

硬軟合わせた攻勢に米国が計880億ドル(約9兆6千億円)を投入した政府軍は瓦解(がかい)した。総数は30万人規模(警察含む)とされるが、軍幹部が給与を着服しようと兵士数を水増し申請しており、実数は政府も把握できなかった。末端の腐敗も深刻で、米装備品がタリバンに横流しされることは常態化していた。

窮したガニ大統領はかつてタリバン打倒の立役者となった軍閥との連携を図ったが不発に終わった。中央集権的政策を志向するガニ氏と各軍閥の間には隙間風が吹いており、信頼関係が構築できなかったようだ。

既に「結婚強制」も

国内を再制圧したタリバンによる新たな支配体制はまだ見通せない。米国の影響力は地に落ち、中国やロシアが関与の度を深める展開が予想される。

国内では人権弾圧復活への警戒感が急速に高まっている。タリバン報道担当者は15日、「全アフガン人が参加する包括的な政府を求めている」とコメント。女性の就学や就労の権利尊重は「われわれの方針だ」と表明した。以前のタリバン政権が人権侵害で国際社会の批判を浴びたことを意識した発言とみられる。

ただ、支配下の地域では女性が無理やり戦闘員と結婚させられたケースが報告され、「娯楽」を禁じる立場からコメディアンが殺害された。北部の支配下地域の放送局では女性の出演が禁じられた。融和姿勢は真意を覆い隠す「仮面」に過ぎない可能性がある。

2021年8月15日日曜日

レバノン 燃料爆発で20人超死亡

 

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レバノン 燃料爆発で20人超死亡 - Yahoo!ニュース

2-2 minutes

AFP=時事

レバノン、燃料爆発で22人死亡 ガソリン不足で給油の住民被害

共同通信236

 【カイロ共同】レバノン北部で15日、燃料を不正に貯蔵する施設から爆発があり、中東の衛星テレビ、アルジャジーラなどによると22人が死亡、約80人が負傷した。レバノンは経済危機を発端とする深刻なガソリン不足で、給油目的で集まった住民が被害に遭ったという。軍が救助活動を展開するとともに、当局が爆発原因を調べている。

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    アフガン大統領 隣国に脱出

     

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    アフガン大統領 隣国に脱出 - Yahoo!ニュース

    2-3 minutes

    時事通信

    ガニ大統領国外へ脱出 タリバン、戦闘員に首都入り指示

    産経新聞1601

    【シンガポール=森浩】アフガニスタンのガニ大統領が15日、首都カブールから国外に退去し、隣国のタジキスタンに向かった。アフガン政府でイスラム原理主義勢力タリバンとの和平交渉を担当するアブドラ国家和解高等評議会議長が明らかにした。2001年の米軍進攻後に成立したアフガンの民主政権は事実上崩壊した。

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      トピックス(国際)

      英がNATO緊急会合要請 タリバン政権「尚早に認めぬ」(写真=ロイター)

       www.nikkei.com

      英がNATO緊急会合要請 タリバン政権「尚早に認めぬ」(写真=ロイター)

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      ジョンソン英首相は緊迫化するアフガニスタン情勢を受け、西側諸国の結束の重要性を強調する(5日、英スコットランド)=ロイター

      【ロンドン=中島裕介】英国のジョンソン首相は15日、北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長と緊迫化するアフガニスタン情勢について電話協議した。英政府によるとジョンソン氏は、反政府武装勢力タリバンのカブール進攻で政権移譲の可能性が高まっていることを受け、NATOの最高意思決定機関である北大西洋理事会(NAC)を早期に開くよう要請した。

      電話協議でジョンソン氏は首脳や閣僚級を念頭に「ハイレベルの国際的な議論が必要だ」と訴えた。過激派の脅威に対抗し、アフガニスタンでの人道的な緊急事態に対応するために国際社会の結束が欠かせないとの認識も伝えた。

      ジョンソン氏は同日、国連のグテレス事務総長とも電話協議し、安全保障理事会の早期の開催を求めた。安保理は米東部時間の16日午前10時(日本時間16日午後11時)に緊急会合を開く予定だ。

      欧米メディアはタリバンによる首都カブールへの進攻を受け、ガニ大統領がアフガニスタンを出国したと伝えている。ジョンソン氏は15日、英BBCなどの取材に「まもなく(アフガニスタンに)新政権ができるのは間違いない」と語った。そのうえで西側諸国がタリバン政権を「尚早に認めないようにすべきだ」との考えを示した。「アフガニスタンが再びテロの温床になることは誰も望んでいない。それは同国の人々の利益にならない」とも主張した。

      英政府は約4000人残っているとされる在アフガニスタンの英国人の国外退去を支援するために、英軍600人を同国に派遣している。

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      タリバンが首都を事実上占拠、ガニ大統領は国外へ…米国大使も退避 : 国際 : ニュース

       www.yomiuri.co.jp

      タリバンが首都を事実上占拠、ガニ大統領は国外へ…米国大使も退避 : 国際 : ニュース

      ニュース
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