いま、ワインの世界は静かに、しかし確実に変わり始めています。それは単なるトレンドの移り変わりではなく、世界規模の環境、経済、文化の変化がもたらした歴史的転換期です。かつてヨーロッパの伝統産地が中心だったワインは、気候変動により生産地が北へと移動し、イギリスや北欧、さらには日本や中国、カナダなどが新興ワイン産地として台頭し始めています。また、異常気象によってブドウの栽培条件が急速に変化し、世界中の生産者が土壌、水、微生物との新たな向き合い方を模索しています。 一方で、グローバル経済や価値観の変化は、ワインの消費と表現にも多様性をもたらしています。自然派ワインの広がり、地元品種の復権、環境に配慮したサステナブルなワイナリーの取り組みなど、ワイン造りは“土地の物語”を伝える表現として再び注目され始めています。 本書は、変貌するワインの現在地を世界各地の事例から丁寧に紐解きます。気候危機の最前線にある畑から、新たなテロワールの発見、ワイン文化の未来まで――“いま世界で何が起きているのか”を、ワインを通して読み解く一冊です。
2023年3月27日月曜日
ロシア、核配備でベラルーシを「前線化」 米欧から強い非難
ロシア、核配備でベラルーシを「前線化」 米欧から強い非難
3/27(月) 20:18配信
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産経新聞
プーチン大統領
ロシアのプーチン大統領が同盟国ベラルーシに戦術核兵器を配備する方針を表明したことについて、米欧からは強い非難が上がっている。ロシアはベラルーシを取り込んでウクライナ侵略の「前線」とし、「核の恫喝(どうかつ)」によって米欧のウクライナ支援をやめさせる思惑だとみられている。
【写真】ウクライナ軍の攻撃で破壊されたとするロシア軍陣地
■「レッドライン踏み越えた」と主張
プーチン氏は、25日に放映された露国営テレビのインタビューでベラルーシへの核配備を表明した。26日に放映されたインタビューの残り部分でも、米欧のウクライナ支援が「レッドライン(越えてはならない一線)」を踏み越えていると主張した。プーチン氏は以前から、米欧が一線を越えればロシアは「あらゆる措置」をとりうると警告している。
プーチン氏は核配備について、ルカシェンコ・ベラルーシ大統領の要請に応じたものだと説明した。ロシアは従来、同盟国であっても外国への核配備に慎重だったため、方針を転換した形だ。ウクライナ侵略戦争へのベラルーシの関与を強化させ、露軍の苦戦が続く戦況を打開したい思惑があるとみられる。
■米欧は対露圧力強化へ
米欧やウクライナはロシアを非難するとともに、プーチン氏の表明は脅しだとみて対露圧力をさらに強める構えだ。
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は26日、「ロシアが核を使用する兆候は見られていない」と指摘。NATOのルンゲスク報道官も同日、「核に関するロシアの言辞は危険かつ無責任だ」と非難しつつ、「ロシアの核戦力態勢に変化は起きていない」と指摘した。欧州連合(EU)のボレル外交安全保障上級代表は「ベラルーシに核が配備された場合、EUは制裁を強化する」と表明した。
■核使用の可能性「極めて低い」
ウクライナは国連安全保障理事会に臨時会合の開催を要請。EUと先進7カ国(G7)に対し、ベラルーシへの圧力を強めて核配備を断念させるよう求めた。ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は26日、「ベラルーシへの核配備表明により、プーチン氏は敗北を恐れていることを認めた。彼にできるのは脅迫の戦術だけだ」と指摘した。
米シンクタンク「戦争研究所」は25日、「プーチン氏は核戦争の恐怖をあおることで米欧を脅そうとしている。実際に核を使用する可能性は極めて低い」と指摘。ベラルーシへの核配備表明は、ウクライナの戦意をくじき、米欧の軍事支援を弱めるための「情報戦」だと分析した。
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